カオタンミヤンラーオ (ข้าวตังเมี่ยงลาว) は、古くは中部地方の人々には馴染みのあるおやつだったとのことですが、最近はめっきりと見る機会が減り、今では知らない方も多いらしい。豚のひき肉などが入った甘い餡を高菜の漬物の葉で丸く包んだミヤンラーオ (เมี่ยงลาว) を普通米の揚げ煎餅のカオタン (ข้าวตัง) と一緒に食べるおやつです。
私の行動範囲と記憶の中ではチョンノンシー(シーロム)のラライサップ市場とワンラン市場でしか見かけたことがないかもしれません。おそらく簡単には見つけられないのでしょう。
以下の写真がカオタンミヤンラーオのセットの様子。カオタンとミヤンラーオ、唐辛子が袋に入っています。
ミヤンラーオとは、小さく切ったいろいろなトッピングを甘いディップソースを付けてチャプルーの葉で包んで食べるミヤンカム (เมี่ยงคำ) と言う料理があるのですが、そのトッピングに豚ひき肉や豚の皮を加え、砂糖、タマリンドの絞り汁、魚醤などで甘めに煮詰めた餡を高菜の漬物であるパッカードーンの葉で丸く包んだものです。かつては発酵させたミヤンの葉を使っていたらしいが、高菜の漬物の葉に変化したとのこと。チャプルーの葉で包む手間もディップソースも不要なので食べやすく進化?したのかな? 餡の中のトッピングは ミヤンカムを参照願います。なお、近年はサークーサイムーの餡と同じミヤンラーオが増えたとのこと。
カオタンとは、普通米の揚げ煎餅です。もち米の揚げ煎餅はカオテーン (ข้าวแต๋น) です。カオテーンは甘い煎餅ですが、カオタンには味がありません。カオタンを適度な大きさに割ってミヤンラーオを乗せて食べるのですが、甘い餡なので辛味の好きな方は、唐辛子も一緒に食べると美味しさがアップします。なかなか美味しいですよ。絶滅危惧種のおやつですが、見かけたら是非挑戦してみてください。
カオタンとカオテーンの違いは、以下の投稿を参考に。。。