ヤム (ยำ) は「サラダ/和える」、プラードゥック (ปลาดุก) は「ナマズ」、フー (ฟู) は「フワッと膨らんだ状態」の意味。焼いたナマズをフレーク状にほぐして、油でサクサクになるまで揚げたものをプラードゥックフー (ปลาดุกฟู) と言います。フワッと膨らんだ状態に揚げるのですよ。そして、プラードゥックフーに野菜を添えたサラダがヤムプラードゥックフー。
今回、紹介するのは街中やタラートの屋台で売っているヤムプラードゥックフーのセット。プラードゥックフーと添える野菜は区別して袋詰してあるので、食べる時に皿に一緒盛りにして食べます。付属のナムヤム (น้ำยำ) をかけて食べます。ナムヤムとは「タイ式サラダドレッシング」のことです。甘い、辛い、酸っぱい、塩っぱい味のドレッシング。タイ人が大好きな味の組み合わせ。
さて、酸っぱい青マンゴーの千切りは基本的に必ずあると思います。ソムタムの青マンゴーと同じものです。そして、ピーナッツ。焼いて焦がしてある場合が多いです。千切りマンゴーとカットされている野菜以外の野菜、特にグリーンリーフレタスなどは必ず一度水洗いすることをオススメします。屋台や時間の経過によっては野菜に傷みもあるので注意しましょう。今回は、我が家の冷蔵庫に余った野菜が無かったので付属の野菜だけですが、好きな野菜をプラスするのもオススメですね。なお、付属のグリーンリーフレタスなどの大きな野菜は食べやすい大きさに千切ってから盛り付けた方が良いでしょう。
この料理はイサーン系の料理でしたよね。臭い川魚を美味しく食べる知恵でしょう。臭い川魚が嫌いな私が美味しいと思える唯一の料理かもしれない。まあ〜 ここまで油で揚げれば臭みが消えるのは当たり前ですけど ... ヤムプラードゥックフーが好きなファンはたくさんいると思います。嫁と私は大好きです。我が家では、完全にごはんのおかずです。この料理だとご飯が進んで困るほど。55555 ...
ヤムプラードゥックフーは、イサーン系のレストランやシーフードレストランなどでも食べることができますが、街中の屋台やタラートでは、セットが 50バーツ〜 60バーツ程度で売っています。嫁と二人で1セットを買うだけで OK です。いや〜 コスパも最高。普通に美味しいですよ。
屋台のセットを買ったことが無い同胞諸君、是非とも挑戦してください。
以下、ウィチット ムクラ シェフのヤムプラードゥックフーの作り方の動画。興味のある方は参考まで ...
YouTube :https://www.youtube.com/watch?v=r831w_fFSOs
こぼれ話
付属のナムヤムが辛すぎる方は、キューピーマヨネーズ(メイドインタイランド)を加えると辛味がマイルドになるかも。自分の好きなドレッシングで食べるも良し。ヤムとはサラダですので ...
なお、ナムヤムの味のベースは、ナンプラー:マナオ絞り汁:砂糖 の割合が 1:1:1 と覚えておきましょう。ヤム系の料理の基本の味になりますね。そこに好みの量の唐辛子を入れたり、薬味などを入れたり、足し算引き算でオリジナルのナムヤムを作るのも面白いですよ。そうそう、タイの Ajinomoto にも「ナムヤムの素」があります。私は買ったことがないですけど ...
興味がある方、以下も読んでみてください。プラードゥックフーのふりかけの話。