サラネー (สะระแหน่) とは、スペアミント系の「タイミント」のこと。葉のみを指す場合には、バイサラネー (ใบสะระแหน่) と呼ぶこともあります。バイ (ใบ) とは「葉」のこと。サラネーの名前の由来は、ラーマ3世の時代にミントをタイに持ち込んだイタリア人のサラニー氏 (Sarani) の名前が変化したと考えられているようです。料理やデザートの風味付けや飾りとしての使い方をイメージする方が多いと思いますが、タイでは生野菜として食べるのですよ。

特に、タイの北部地方やイサーン地方の料理にはふんだんに使われます。以下の写真は、北部地方のレストランのラープムーとバンコクのイサーン料理レストランの生エビサラダのクンチェーナンプラー、そしてヤムコームーヤーンのサラネーの様子。ふんだんに使われていることが分かると思います。



もちろん、一般的なサラダ系のヤム料理にもよく使われます。
以下の写真は、春雨入りのヤムムーヨーとミヤンプラートゥーのサラネーの様子。


サラネーは、タラートの八百屋やスーパーマーケットで買うことができます。


タイにはハーブの絶対王者のパクチーやタイバジルのホーラパ-がありますが、サラネーも面白いですよ。是非活用してみてください。もちろんデザートにも ...
以下の写真は、デザートに飾りとして添えられているサラネーの様子ですが、クイッティアオルイスワンやカオモックガイの緑色系のナムチム (น้ำจิ้ม) に使われることも多いですよ。
