プーカイドーン・ナンプラー (ปูไข่ดองน้ำปลา) を食べました。プー (ปู) は「カニ」、カイ (ไข่) は「卵」、ドーン (ดอง) は漬物などを「漬ける」の意味。まず、プードーンとは、生のカニをナンプラー漬けや塩漬けにしたカニの食べ方で、ソムタムプーパラーの「プー」にも使われます。ナンプラー漬けなので、プードーン・ナンプラーと言います。そして、子持ちのカニをナンプラー漬けにするとプーカイドーン・ナンプラーになります。
アイコンサイアム [ICONSIAM] の1階の「SOOK SIAM」にプーカイドーン・ナンプラーを売っている店があるのです。「Pickled Egg Crab with Fish Sauce」と看板に書いてあるので分かると思います。一般的なシーフードレストランの場合だと、シーフード用のタレをかけた状態のメニューが多いのですが、この店のプーカイドーン・ナンプラーなら、タレをかけていないプレーンな状態で食べることができるのです。タイのワタリガニのプーマー (ปูม้า) の二匹入りのパック詰めが 450 バーツ、カニの大きさや数などで一概には言えないとは思いますが、アイコンサイアムですので安くはないと思いますよ。なお、バンコクでは、デリバリーサービスがあるプーカイドーン・ナンプラーの店から取り寄せることが多いとのこと。人目を気にせず自宅でゆっくり食べたいですよね。55555 ...
この店では、好きなパックを選ぶと、パック詰めの容器に「お汁」を満たしてくれます。シーフード用のナムチムも付けてもらえます。プーカイドーン・ナンプラーは、ナンプラーと水、砂糖を合わせた漬け汁にカニを漬けて作るのですが、満たしてくれた「お汁」は、漬け汁そのもの、または漬け汁を水で薄めたものだと思います。
たぶんですが、店先に並んでいるプーカイドーン・ナンプラーは、パック詰めした状態で冷凍保存してあったカニだと思います。仮に寄生虫が心配でも冷凍することで死滅しますので安心ではあります。
カニの卵と味噌ですが、臭みが無く、ねっとりとした食感でとても美味しいですよ。カニの肉も臭みが無く、もちろん食べれます。なお、タイのワタリガニですが、日本で食べるカニに比べてカニの味が薄いですよね。茹でたワタリガニも相当食べているのですが、毎回そのように感じてしまいます。
プレーンなプーカイドーン・ナンプラーに興味のある方は、一度、トライしてみてください。
なお、「SOOK SIAM」には、韓国スタイルと書いてあるプーカイドーンを売っている店もありますが、漬け汁の中にニンニクや生唐辛子が入っているタイプです。こちらは、パスしてます。
こぼれ話
バンコクのシーフードレストランには、メニューにプーカイドーン・ナンプラーがある店も。有名な店では、日本人が大好きな「ソンブーン・シーフード」、さらに、デパートのフードフロアによくある「レムチャロン・シーフード」など ... 値段はそれなりでしょうね。55555 ...
以下、参考まで。
ソンブーン・シーフード:https://www.somboonseafood.com/ja/
レムチャロン・シーフード:https://www.laemcharoenseafood.com/en/