最近、フードフェスやテント張りの簡易市場などで見かける機会が増えたのがクイッティオヘーン・ボーラーンの屋台。我が家の嫁は、クイッティオヘーン・ボーラーン (ก๋วยเตี๋ยวแห้งโบราณ) を見つけると決まって欲しくなるようです。 クイッティオ (ก๋วยเตี๋ยว) とは「米粉の麺」、ヘーン (แห้ง) は「汁なし」、ボーラーン (โบราณ) とは「昔ながら/古代」の意味なので、昔ながらの汁なしクイッティオとのこと。なお、クイッティオヘーン・ボーラーンは、タイ人の間でも普通のクイッティオヘーンとは少し違う特別感があるように感じます。
クイッティオヘーン・ボーラーンの屋台は、テイクアウトのみ。バンコクでは、20バーツが相場でしょう。安いですよね。なお、クイッティオとは、一般的に麺のボリュームがありません。このクイッティオヘーン・ボーラーンも同じで、一人で２つは食べれそうです。
目の前で調理風景が見れるので作る手順を観察できますよ。まず、大きなボールに味ダレとニンニク油などの油を入れ、茹で上がったクイッティオをそのボールの中で混ぜ合わせて麺の準備完了。クイッティオは油でしっかりコーティングしないと、麺同士がくっついてしまうのです。なお、モヤシも入れていますね。以下の写真の下左が肉団子、下右がかまぼこ。
下左が肉団子、下右がかまぼこ。
包装紙の上に準備してある麺を乗せ、さらに、唐辛子、砂糖、砕いたピーナッツ、干しエビ、みじん切りの干しダイコン、小さくカットしたパクチーファラン、肉団子やかまぼこを乗せ、包装して完了。
20バーツなので素朴な具材ですが、これで十分に美味しいのですよ。なお、肉団子やかまぼこの種類は店により違うこともあります。みじん切りの干しダイコンの代わりにひき肉やスライス肉などを入れれば豪華にはなるのでしょうが、価格は当然アップですよね。なお、みじん切りの干しダイコンは、チャイポーと言います。
包装紙を広げて、お皿として使うも良し。ちゃんとしたお皿に移し替えるもよし。
以下の写真は、違う店のクイッティオヘーン・ボーラーンですが、具は大体同じようなものですね。何しろ、20バーツ。
入っている具と麺をしっかり混ぜて食べてください。そうそう、クイッティオは、細麺のセンレック (เส้นเล็ก) です。
クイッティオヘーン・ボーラーンの屋台は、とにかく、安くて美味しいです。一人で数個分を買い求める方もたくさんいますよ。
同胞諸君、見つけたら是非、挑戦してみてください。
