パットファクトーンサイカイ (ผัดฟักทองใส่ไข่) とは「卵でとじたカボチャ炒め」のことでタイの伝統的な家庭料理の一つ。パット (ผัด) は「炒める」、ファクトーン (ฟักทอง) は「カボチャ」、サイ (ใส่) は「入れる」、カイ (ใส่) は「卵」の意味。辛くないので子供から大人まで人気の料理で、ご飯のおかずにも最高です。
甘じょっぱい味で日本の「カボチャの煮物」に近い料理です。日本の「カボチャの煮物」との違いは、ニンニクとタイのスイートバジルであるホーラパ- (โหระพา) の風味があり、卵でとじてあること。「カボチャの煮物」のイメージが変わると思います。私は日本の「カボチャの煮物」よりタイのパットファクトーンサイカイの方が美味しいと感じています。
作り方は簡単ですので、自宅で作ってみるのも面白いですよ。
油を引いたプライパンでみじん切りのニンニクと皮を剥き小さく切ったカボチャを入れて軽く炒めた後に、水を加えて柔らかくなるまでカボチャを煮ます。煮汁が多少残っている状態で卵でとじて、醤油、ナンプラー、オイスターソース、砂糖などで味付け。ホーラパーを入れてしんなりしたら完成です。
ホーラパーの香りが苦手ならホーラパーを入れないスタイルも当然ありです。
惣菜屋/ぶっかけ飯屋にあるので、是非、味わってみてください。そうそう、辛いおかずと合わせるのもあり。甘くねっとりとしたカボチャにより口の中の辛味が軽減されます。
以下、ウィチット ムクラ シェフのパットファクトーンサイカイの作り方の動画です。タイトルがファクトーンパット・カイ・ガップ・バイホーラパー (ฟักทองผัดไข่กับใบโหระพา)、日本語にすると「スイートバジルの葉と卵入りのカボチャ炒め」ですね。作り方はいろいろあると思いますので参考まで ...
YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=ud4d1nxIhO4
ところで、カボチャ料理にはカボチャのレッドカレーもあります。この料理もタイの伝統的な家庭料理です。以下、参考まで ...