空芯菜と言えば... 中華系の炒め物料理のパットパックブンを思い浮かべる方が多いことでしょう。柳の葉のような細長い葉を持つ空芯菜を使います。しかし、タイにはハート型の葉を持つもう一つの空芯菜があるのです。前者をパックブンジン (ผักบุ้งจีน)、後者をパックブンタイ (ผักบุ้งไทย) と呼び区別します。パックブン (ผักบุ้ง) は「空芯菜」、ジン (จีน) とは「中国」、タイ (ไทย) とは「タイ」のことなので、パックブンジンは「中国の空芯菜」、パックブンタイは「タイの空芯菜」の意味。なお、パックブンジンはスーパーマーケットで売っていますが、パックブンタイは売っていないことが多いですね。
以下の写真はタラート(ローカルマーケット)の八百屋に並ぶ2種類の空芯菜の様子。左側がパックブンジン、右側がパックブンタイですね。パックブンタイはパックブンジンより茎が太く歯ごたえがあります。


クイッティアオルアやイエンタフォーの麺料理に使われているのがパックブンタイ。また、ゲーンソム (แกงส้ม) などのスープ系やカレー系の料理に使われるのもパックブンタイなのですよ。もちろん、炒め物にするのもあり。



ところで、パックブンタイの仲間には茎が紫がかった赤色の品種もあります。水田で育つことからパックブンナー (ผักบุ้งนา)、または茎が赤いのでパックブンデーン (ผักบุ้งแดง) 呼ばれています。ナー (นา) とは「田んぼ」、デーン (แดง) とは「赤」のこと。茎は他の空芯菜よりも硬く、やや渋みがあります。強いシャキシャキ感や渋みがお好みの方はパックブンタイより面白いでしょうね。なお、タラートの八百屋でも見かける機会は少ないと思います。

柔らかい食感がお好みならパックブンジン。スープ料理に使う、またはシャキシャキとした食感がお好みならパックブンジンがオススメですね。もちろん、パックブンナーの選択肢もありますね。