先日のこと。近所のタラートで見た目の良い白菜を見つけたので思わず買ってしまいました。白菜は、タイ語でパッカーカーオ (ผักกาดขาว) です。下の写真の白菜は写真撮りのため2〜3枚の葉を取り除いているのですが、それでも、そのサイズは 30センチ程度ありますね。
私がタイに住み始めた十数年前こと、少なくとも私の観察できた範囲の中では、タイの白菜のサイズと言ったら 〜 何とナント ... 12〜13センチ程度ですよ。その白菜の小ささに非常に驚いたものです。多くの野菜に言えますが、数年前から随分と見た目の良い野菜が出回るようになりました。さらに、ここ2〜3年は格段に良くなった印象です。ニンジンしかり、キャベツしかり、大根しかり ... それでも日本で目にする品質/管理までにはとどきませんが ...
タイの白菜は、年々そのサイスが大きくなっていると思います。近所の大手スーパーマーケットに売っている白菜で 15〜16センチ程度かな? 私の近所の庶民のタラートの平均サイズで 20センチ程度、大きくても25センチ程度だと思います。なお、日本のような太さはないですね。全体的にスリムです。
ところで、地域性や客層などで一概には言えませんが、少なくても大手スーパーマーケットよりタラートの方が鮮度も含め良い野菜があると感じますよ。なお、タラートは午前中の 10〜11時で店じまいする店が多いです。
高級デパート内にあるスーパーマーケットではサイズ/見た目の良い輸入野菜を売っていますが、値段は高いです。さらにタイ産の有機野菜、無農薬?野菜、生産者ブランド野菜などもあるけど見た目の良さ、そして鮮度はどうなの?? ですね。
白菜がとても良くなり、さらに白菜は日持ちが良いので、最近の我が家では白菜料理が非常に増えています。
タイで白菜のお薦め料理がスキナーム (สุกี้น้ำ) です。具だくさんの甘酸っぱい辛味のあるタイスキソースのスープを卵でとじた春雨ヌードルです。MKに代表されるタイスキもありますね。どちらも白菜が外せません。スキナームは、機会があれば紹介したい料理です。
こぼれ話
白菜の一般的な総称はタイ語はパッカー・カーオ (ผักกาดขาว) で良いと思うのだが、パッカー・カーオ・プリー (ผักกาดขาวปลี) と呼んだ方が良いかもしれない。プリー (ปลี) とは「バナナの花/蕾」を意味するのだが、根本がぷっくりと膨らんで重量感があり、バナナの花のように葉を外側から一枚ずつ剥がすイメージのある野菜には、接尾語としてプリーを付けるようである。
似た野菜にパッカー・キアオ・プリー (ผักกาดเขียวปลี) と呼ばれる「タイの高菜」がある。ちなみに、カーオ (ขาว) は「白」、キアオ (เขียว) は「緑」のこと。パッカー・キアオ・プリーの漬物がカオソーイのトッピングのパッカードーンである。