パットサトー (ผัดสะตอ) のパット (ผัด) は「炒める」、サトー (สะตอ) とは、和名ネジレフサマメノキ (英名:Parkia speciosa) の種子であるサトー豆 (Sator bean/Stink bean) のこと。パットサトーとは、このサトー豆を使った炒めもの料理の総称です。エビや豚肉、鶏肉などと一緒に炒めたタイ南部の料理です。なお、Stink bean とは「臭い豆」を意味します。
このネジレフサマメノキは、南部地方に自生する植物とのこと。サトー豆には、独特な強烈な臭みがあるので敬遠する方もいるのですが、食べ慣れると病みつきになるようで多くのファンがいるのです。我が家の嫁もこのファンの一人で、おかず屋台でパットサトーを見つけて早速購入。55555 ...
以下の写真が、我が家の嫁が買った鶏肉のサトー豆炒め。鶏肉なので、ガイパットサトー (ไก่ผัดสะตอ) です。ガイ (ไก่) とは「鶏肉」のこと。
パットサトーは、ご飯のおかずで食べますが、南部地方のカレーペースで炒めてあるので結構辛いですよ。サトー豆の食感は枝豆に近いかな?
サトー豆は、7月〜8月頃になると市場で良く見かけることができます。季節限定の食材のためなのか、値段が高いですね。また、この季節になるとサトー豆の引き売り屋台もちらほら。
以下の写真は、サトー豆の引き売り屋台の様子。サトー豆は、平たいサヤに入っているのです。
以下の写真は、サヤから外したサトー豆を売っている様子です。
サトー豆の季節になると ...
嫁は、パットサトーが食べたいと言っては買ってきます。なお、自宅の台所でサトー豆を調理するには勇気がいりそうですね。55555 ...
同胞諸君、季節限定のパットサトー、見かけたら挑戦してみるのも面白いかも??
参考まで ...
以下の写真は、とあるおかず屋台の豚ひき肉のパットサトーの様子。パットサトー・ムーサップ (ผัดสะตอหมูสับ) と書いてあります。他のおかずは 50バーツ程度ですので、パットサトー・ムーサップの 70バーツは高いのです。なお、ベースになっている料理は、南部地方の代表的な料理である「クアクリン」ですね。