ムーサテ (หมูสะเต๊ะ) とは、ココナッツミルクまたは牛乳にスパイスとカレー粉などを入れた漬け込みダレで豚肉の薄切りに下味を付け、串打してから炭火などで焼いたカレー風味の串焼き料理です。ムーサテ用の付けダレで食べます。
この付けダレをナムチム・ムーサテ (น้ำจิ้มหมูสะเต๊ะ) またはナムチム・サテ (น้ำจิ้มสะเต๊ะ) と言います。ムーサテのスパイスとココナッツミルクの焼けた香りが食欲をそそるのです。
ムーサテは、フードコートにある場合が多いと思います。基本的に 10本以上で注文しましょう。10本以上で注文すると、ナムチム・ムーサテや付け合わせの野菜も多いように感じます。付け合わせの野菜は、甘酢 (ナムアジャー：น้ำอาจาด) に漬けた野菜の場合が多いと思います。
ナムチム・ムーサテとは、パネーンカレーやマッサマンカレーのルーに細かく砕いたピーナッツを入れてペースト状にしたようなつけダレです。基本的に辛くない、甘いつけダレですので、タップリ付けて食べることが基本でしょう。パネーンカレーは、タイ語でゲーンパネーン (แกงพะแนง) 、マッサマンカレーは、タイ語でゲーンマッサマン (แกงมัสมั่น) と言います。どちらもタイを代表するココナッツミルクたっぷりの甘めのカレーです。なお、ナムチム・ムーサテは、作り手により違いがあります。
豚肉の代わりに鶏肉ならガイサテ (ไก่สะเต๊ะ)、牛肉ならヌアサテ (เนื้อสะเต๊ะ) です。タイでサテ (สะเต๊ะ) と言えば、 豚肉のムーサテが一般的です。イスラム系の方々は鶏肉のガイサテです。なお、タイの牛肉はサテにするより別な食べ方の方がベストと思いますよ。私が今まで食べたサテもムーサテが多いです。なお、ムーサテは、同じ串焼きのムーピンより小ぶりで肉が薄い場合が多いと感じます。
私の中ではサイドメニュー的な料理です。ムーサテ、食べたことの無い方は、是非お試しあれ！！
美味しいナムチム・ムーサテに出会えると良いですね。
