タイでポンラマーイ (果物:ผลไม้) を売っている屋台は非常に多いですよね。路上を移動しながらの引き売り屋台は到る所で目にします。
パイナップル (サパロット:สับปะรด)、スイカ (テンモー:แตงโม)、マンゴー (マムアン:มะม่วง)、グアバ (ファラン:ฝรั่ง)、パパイヤ (マラコー:มะละกอ) などが多いでしょうか。なお、マムアンは熟していない硬めのものが基本でしょう。最近は、ローズアップル (ションプー:ชมพู่) は値段が高目のためなのか、あまり見かけない気がします。
この日に我が嫁が買ったポンラマーイは、黄色いマムアンとファラン。
そして、嫁が1つ目に選んだ左側のヤバそうなナムチム (น้ำจิ้ม) は「ガピワーン」、2つ目が右側の「ガピワーンヘーン」でした。ナムチムとは「つけダレ/ディップ」のこと。
なお、この屋台には4種類のナムチムが用意されていました。
一番上がプリックグルア (พริกเกลือ)、真ん中がガピワーンヘーン (กะปิหวานแห้ง)、下の左がガピワーン (กะปิหวาน)、下の右が呼び名がわかりませんが、プリックポン(粗挽きの粉唐辛子)がたくさん入っていますが、何と何と ... 驚くことに味の素 (อายิโนะโมโต๊ะ) が入っているのですよ。「ガピワーンヘーン」の「ガピ」の代わりに「味の素」が入れてあるモノとも言えるようです。タイ人にも「ガピ」が嫌いな方がいるからのようですね。
ガピワーンヘーンの「ガピ」とは、オキアミ(小エビ)を塩漬けにして発酵させたペースト状の調味料です。「ワーン」とは、砂糖が入っているのでタイ語の甘い「ワーン」です。ガピと砂糖と唐辛子を練り込んで作ります。「ヘーン」は、汁なしラーメンのバミーヘーンの「ヘーン」と同じですね。「ガピワーン」は汁あり。それに対して汁がないので「ヘーン」。なお「ガピワーン」にはいろいろな材料が入っているので「ガピワーンヘーン」とは違うモノと考えた方が良いと思います。
この屋台の写真には、ナンプラー (น้ำปลา) とナムパラー (น้ำปลาร้า) のボトルが見えます。多分、お客の要望でトッピングするのでしょう。
「ナムパラー」は、タイ人女性が好きな「ソムタムプーパラー」の「パラー」です。イサーン料理には欠かせない調味料です。当然、臭いです。「パラー」を google 検索すると「プラーラー」と表記している情報もありますが、タイ人の会話では「パラー」としか聞こえませんね。そうそう、水は「ナム」ですよね。だったら「ナンプラー」は「ナムプラー」の方が近いよね。55555 ...
ところで、この日の我が家には4種類のナムチムが揃い踏み。上の2種はこの日のモノ。下の2種類は自宅にあったモノです。
一般的に添えられるものは、辛味の少ない甘いプリックグルア (พริกเกลือ) だと思います。上の写真の右下のモノがそうです。プリック (พริก) は「唐辛子」、グルア (เกลือ) は「塩」。しか〜し〜 実際は「プリックナムターン」と呼ぶべきでしょうね。ナムターンは砂糖。砂糖がメインで甘みが完勝ですよ。なお、上の写真の左下のモノには「味の素」が入っています。
以下の写真は、マムアンと一般的な「プリックグルア」です。
以下の写真は、マムアンと「ガピワーンヘーン」です。干した小エビが見えます。
以下の写真は、ファランに「ガピワーン」です。干した小エビ以外にも小魚も見えます。屋台により材料も違ったりして、独自の味を出してますね。ワーンなので確かに甘い。これが入っていた袋の中には、溶けてないグラニュー糖がたくさんありました。しか〜し ... この屋台の「ガピワーン」は、味は良いのだけれど、後から結構な辛味が 55555 ...
「ワーン」と言ってもほとんどの場合、辛いのでご注意ください。結構、癖になりますよ。
ところで、
私は、砂糖もナムチムもほとんど付けずにポンラマーイを食べるのです。すると、毎度の事 ...
嫁、曰く「タイ人は、付けて食べるのよ。美味しいからこれを食べて!」
と、「ガピワーン」をたくさん付けたモノを私に食べさせようとするのです。
私、曰く「俺はタイ人ではない!」
以前のこと、キッコーマンの刺し身醤油を試したことがありますよ。だって「ガピワーン」は、しっかりナムチム(つけダレ)ですよね。野菜に付けて食べるタイ人もいますし。
日本人の「つけダレ」と言えば、醤油でしょ!!「アボカド+醤油」は美味しいと言う。「ファラン+醤油」も美味しいぞ!ちなみに「バター醤油」は面白いです。55555 ...
いつの日か、嫁には日本が誇る「焼肉のタレ」でマムアンを食べさせてみたいですね。
ポンラマーイには「焼肉のタレ」貴方も一度、 お試しあれ!!
他にもナンプラーワーン (น้ำปลาหวาน) と言う人気のあるナムチムがあります。なお「ガピワーン」や「ナンプラーワーン」は、完全にナムチムの世界にいますので、お店(屋台)によって結構味が違うのです。場合によっては、昨日と今日でも味が違うかもよ ... それが、タイランド !55555 ...
ナンプラーワーンに興味がある方は、参考まで。