ねっとりとした唐辛子ペースト ナムプリックターデーンが面白い!

ナムプリックターデーンのアイキャッチ タイ料理

ナムプリックターデーン (น้ำพริกตาแดง) と言うねっとりとしたペースト状のナムプリック。ナムプリック (น้ำพริก) とは「唐辛子ベースのディップやソース」の総称、ター (ตา) は「目」、デーン (แดง) は「赤」の意味。だから、ターデーン (ตาแดง) は「赤い目」を意味するのだが、何故「赤い目」なのだろう?

ナムプリックターデーンの一般的な作り方は ...
まずは、乾燥唐辛子とニンニン、ホームデーン (หอมแดง) と言うタイの赤いエシャロットをフライパンで乾煎りしてから、または串に刺して直火焼きしてからクロック(調理器具の石臼)でひたすら叩き潰すのです。この時、誤って唐辛子が目に入るものなら目が真っ赤に腫れ上がることになりますよね。だから「赤い目」のターデーンと呼ばれることになったとか。ホントかなぁ〜?
その後、クロックの中にバナナの葉で包んで焼いて香りを立たせたガピ (กะปิ) 、酸味のあるタマリンドのペーストのナム・マカーム・ピアック (น้ำมะขามเปียก)、ココナッツシュガー 、ナンプラー、塩、細かく砕いた干しエビを加えて、さらに叩きながらペースト状に仕上げる流れ。辛味、酸味、甘味、塩味、そしてエビの旨味のあるナムプリックターデーンの完成。なお、ガピとは「小エビを塩漬けして発酵させてたペースト状のうま味調味料」のこと。簡単に作れる上に長期保存が可能なナムプリックです。もし、同じ材料を油で炒めながら作ればナムプリックパオ (น้ำพริกเผา) でしょう。

ナムプリックターデーンは、タラートの調味料専門店やスーパーマーケットで買うことができます。以下の写真は、ペースト系専門店のナムプリックターデーンの量り売りの様子。100グラムあたり 50バーツ也。いろいろなカレーペーストもあります。日本の味噌の量り売りと同じ光景です。

ペースト系専門店のナムプリックターデーンの量り売りの様子
ペースト系専門店のナムプリックターデーンの量り売りの様子
量り売りで買ったナムプリックターデーン
量り売りで買ったナムプリックターデーン

ナムプリックターデーンは、作り手により入れる材料や調味料の割合で、辛味が強い仕上り、甘味が強い仕上りなど味に違いがあります。ペーストの硬さにも多少の違いがあるようです。なお、旨味は干しエビの代わりに干し魚だったりするかもしれません。

さてさて ...
以下の写真は、メープラノム (MAEPRANOM:แม่ประนอม) ブランドのナムプリックターデーン、セブンイレブンでも買えるので紹介します。甘めでそれ程辛くはありません。非常に美味しいのでオススメします。

メープラノムブランドのナムプリックターデーンのパッケージ
メープラノムブランドのナムプリックターデーンのパッケージ
メープラノムブランドのナムプリック・ターデーンの様子
メープラノムブランドのナムプリック・ターデーンの様子
セブンイレブンのメープラノムのナムプリックターデーン
セブンイレブンのメープラノムのナムプリックターデーン

ナムプリックですので、茹でたり蒸したりした野菜、串焼き系のムーピンムートートなどなど、いろいろな料理のディップとして使えますが、何と、我が家では納豆に使っているのです。美味しい唐辛子納豆に変身するのです。

ナムプリックターデーンとムーピンの様子
ナムプリックターデーンとムーピンの様子

以下の写真が、我が家の納豆とナムプリックターデーンの様子。最初から納豆にナムプリックターデーンを混ぜて使うも良し、混ぜずに後乗せで使うも良し ...

納豆にナムプリックターデーンを混ぜた様子
納豆にナムプリックターデーンを混ぜた様子
後乗せしたナムプリックターデーンの様子(目玉焼き付き)
後乗せしたナムプリックターデーンの様子(目玉焼き付き)

以下の写真は、我が家の嫁のスタイル。韓国のりにナムプリックターデーン納豆とご飯を乗せて食べるのです。そして、タイのキュウリの丸かじり。これだけで幸せのようなのですね。55555 ...

韓国のりとナムプリックターデーン納豆ご飯
韓国のりとナムプリックターデーン納豆ご飯

メープラノムブランドのナムプリックターデーンと納豆、非常に美味しいですよ。是非、お試しください。なお、日持ちが良いので、日本のお土産にも使えます。スーパーマーケットにも置いています。

こぼれ話
ナムプリクタデーンは、もともと北部地方のナムプリック。旨味は、エビのガピや干しエビではなく、タイ式納豆から作ったトゥアナオ (ถั่วเน่า) と干し魚や発酵させた魚肉を使っていたとのこと。北部地方は海から遠いのです。なお、簡単にできる上に長期保存が可能なので、昔は旅行用の携帯食としても人気だったとか。その後、時代に合わせてアレンジされたのでしょう。だってトゥアナオよりガピ、干し魚より干しエビの方が、断然美味しいでしょう。