我が家の嫁が、屋台でミヤンカム (เมี่ยงคำ) の袋詰めセットを見つけて買うことに。
ミヤンカムとは、小さく切ったいろいろなトッピングを甘いディップソースを付けてチャプルーの葉で包んで食べるスタイルの料理。チャプルー (ชะพลู) は、和名を「這胡椒:ハイゴショウ」と言うらしい。なお、チャプルーの葉をタイ語では、バイチャプルー (ใบชะพลู) と言います。バイ (ใบ) とは「葉」のこと。ミヤンカムは、おやつ感覚で食べることが多いですね。
ミヤンカムの袋詰めセットは、ローカルマーケットの屋台で売っていることが多いですね。
以下の写真が、ミヤンカムをお皿に盛り付けた様子。中央の小皿がディップソース。チャプルーの葉を小皿にして、上から時計回りに干しエビ、皮付きのマナーオ、ピーナッツ、生の唐辛子、ホームデーン(赤いエシャロット)、生姜、煎ったココナッツの細切り果肉です。皮付きのマナーオと生の唐辛子は、自分でカット。一般的なミヤンカムのトッピングの種類だと思います。ところで、例えばツナサラダやコーンなど自分の好きなモノを使うのも面白いのでは?
以下の写真が、付属のチャプルーの葉の様子。まずは、チャプルーの葉を水洗いしてから、水分をキッチンペーパーなどで拭き取ってください。チャプルーの葉に元気がないようでしたなら、水に浸けておくと元気が回復しますよ。今回の袋詰めのセットには、チャプルーの葉がたくさん入っていました。チャプルーの葉がたくさん入っているから買ったとも言えますが ... 少ない場合もあるのです。
以下の写真が、チャプルーの葉の包み方の例。好みのトッピングを入れてディップソースを垂らし、チャプルーの葉で包み終えたら「一口」でどうぞ! ミヤンカム (เมี่ยงคำ) のカム (คำ) とは「一口」を意味するのです。
そうそう、ワンラン市場ではミヤンカムの袋詰めを扱っている店が多いですよ。
以下の写真は、参考まで。。。
あまり見かけませんが、フードフェスや街中の屋台で、トッピングの具材をチャプルーの葉で三角に包んで串に刺したミヤンカムを売っている場合がありますよ。
一般的にディップソースは甘いのですが、皮付きのマナーオや生姜、唐辛子などが程よく調和してくれます。「一口」の中の様々な味と歯応えを楽しむことがミヤンカムの醍醐味。ちなみに、今回買った屋台のミヤンカムの袋詰めセットは 45バーツでした。バンコクの相場で40〜50バーツ程度だろうか?
同胞諸君、美味しいおやつ、一度は挑戦してみてください。
そうそう、注文した料理が来るまでのオードブルとしてミヤンカムを提供する高級タイ料理レストランがあります。ただし、乗せる具材や盛り付け方法は、お店によって違います。私は、久しくそのようなレストランには行けていないのですが トホホ ...
ミヤン (เมี่ยง) とは?
「ミヤン」とは、かつてタイ北部地方にあったランナー王国の時代に食べていたお菓子のことらしい。「ミヤン」という言葉は、北部地方に生息する野生の茶葉を指し、発酵させたミヤンで塩と生姜を包んで食べるおやつだったとか???
以下の写真は、北部地方のタラート(ローカルマーケット)で見つけたミヤン。甘酸っぱい味なのでミヤンワーン (เมี่ยงหวาน) と呼ばれるスタイルだと思います。ワーン (หวาน) とは「甘い」の意味。なお、酸っぱく渋味が強ければミヤンソム (เมี่ยงส้ม) と呼ばれるスタイルとのこと。
以下の写真は、甘く揚げたピーナッツとココナッツの果肉を一緒に食べるスタイルの様子。なお、バックの緑色の葉はお皿代わり、食べれません。
こぼれ話
以下の写真は、八百屋で見かけたチャプルーの葉。ミヤンカム以外にもカレーに入れたり、サラダに入れたり。チャプルーの葉には、ほんのりとスパイシーな味と独特な香りがありますが、気になる程ではないと思います。
以下の写真は、近所のレストランの庭に植えられていたチャプルー。