我が家の嫁が時々、ギアオトート (เกี๊ยวทอด) なるタイのお菓子を買ってきます。ギアオ (เกี๊ยว) とは「ワンタン」、トート (ทอด) とは「油で揚げる」こと。ギアオトートとは「油で揚げたワンタンの皮」のお菓子です。ワンタンの皮をタイ語でペン・ギアオ (แผ่นเกี๊ยว) と言います。ワンタンの皮を油で素揚げにして完成です。基本的にギアオトートは黄色い色をしています。バンコクでは路上の屋台などで買うことができます。
以下のギアオトートの写真は、嫁が 20バーツで買ったとのことです。結構なボリュームがありますので、お腹も膨れますよ。
ギアオトートには、スイートチリソースをつけダレとして付ける屋台が多いと思います。スイートチリソースは、タイ語で一般的にナムチム・ガイ (น้ำจิ้มไก) と言います。ナムチム (น้ำจิ้ม) とは「つけダレ」のこと。タイではスイートチリソースをナムチム・ガイ(鶏のつけダレ)と呼ぶように、ガイ・ヤーン(鶏肉を焼いた料理)やガイ・トート(鶏肉を揚げた料理)のつけダレとして使われます。生春巻きにも使うかな?
なお、ナンプラーに砕いたピーナッツと砂糖を入れた甘いつけダレもあります。
そうそう、豚のひき肉が入っているギアオトートもあります。ギアオトート・サイムー (เกี๊ยวทอดไส้หมู) ですね。ギアオトート・サイムーの屋台もあります。
ギアオトートは、つけダレを付けてそのまま食べる以外の食べ方として、クイッティアオやバミーなどのスープに入れる食べ方があります。クイッティアオルアは、オプションでギアオトートを注文できます。イエンタフォー (เย็นตาโฟ) 系のクイッティアオには、ギアオトートが最初から入っている場合が多いです。スープに入れると天かすのような役割を果たすのです。スープが染み込んだギアオトートも美味しいですよ。
ところで、ワンタンの皮はスーパーマーケットで簡単に買うことができます。バミーのメーカー品が多いですね。なお、餃子の皮のように白い物もありますが、卵麺であるバミーと同じく黄色いものが多いです。生バミーもそうですがワンタンの皮も値段が安いので利用しない手はないですね。
さてさて、それではひき肉などの具が入った油で揚げていないワンタンは何処で食べることができるかと言えば ...
それは、タイのラーメンであるバミー (บะหมี่) のお店なのです。トッピングとして豚ひき肉入りのワンタンがあると思います。または、ワンタンスープもあるかもしれません。ワンタンスープは、タイ語でギアオ・ナーム (เกี๊ยวน้ำ) と言います。ナーム (น้ำ) は「水」のこと。なお、中華系のレストランならエビ入りやカニ入りのワンタンスープもあると思います。
以下の写真は、エビ入りワンタンスープ。メニュー名は、ギアオ・クン (เกี๊ยวกุ้ง) です。クン (กุ้ง) とは「エビ」のこと。参考まで。。。