鶏の唐揚げは、タイ語でガイトート (ไก่ทอด) と言います。ガイ (ไก่) は「鶏」、トート (ทอด) は「油で揚げる」の意味。私がタイに来た十数年前は、衣の薄い素揚げに近いガイトート屋台が多かったのですが、最近ではしっかりと衣のある衣揚げのガイトート屋台が殆どでしょう。衣があった方がジューシーに揚がりますね。日本の唐揚げ/衣揚げに近づいているとも言えそうです。ガイトート屋台は街中の至る所にあります。タイ人にとって代表的なファーストフードの一つで、カオニャオも一緒に買うのがタイスタイル。
以下の写真にあるように、ガイトート屋台ではトングを用意していることが多いので、自分の欲しいモノを選んで分かるように置いておけば袋に詰めてもらえます。なお、ガイトートは鶏肉の部位により値段が違います。
以下の写真は、手羽先と鶏の足「もみじ」の様子。肉が少ないので値段は安いですね。なお、タイには鶏の足「もみじ」のファンが多いのですよ。もし、見つけたら挑戦してみてください。
一般的にナムチム・ガイ (น้ำจิ้มไก) と呼ばれるスイートチリソースを付ける屋台が多いと思います。ナムチム・ガイとは「鶏のつけダレ」の意味なのです。
我が家の近所で美味しい衣揚げのガイトート屋台を見つけてからは、買いだめしては冷凍しています。コマ切れにしてチャーハンに入れるも良し、玉子でとじて鳥カツ丼風も良し、千切りキュウリやキャベツと和えてガイトートサラダも良し ... そうそう、我が家では野菜炒めに入れますね。剥がれ落ちたガイトートの衣が素晴らしいバイプレーヤーになるのです。我が家の嫁は、マヨネーズとトマトケチャップで和えたガイトートサラダをパンに挟んでおべんとうにしています。55555 ...
ガイトートはコスパも悪くないと思います。あなた好みの美味しいガイトートを探してみてください。
ところで、ガイトート屋台以外にもガイトートを売っている屋台があるのですよ。カオモックガイの屋台です。オモックガイ屋台のガイトートの衣は何故か?赤いのです。
こぼれ話
以下の写真はタイ料理のレストランのガイトートです。レストランでは昔ながらの衣の薄い素揚げのようなガイトートが多いかもしれませんよ。