カボチャのレッドカレーは、タイの代表的なレッドカレーの一つです。タイ語でゲーンファクトーン (แกงฟักทอง) と言います。ゲーン (แกง) とは、便宜状カレーと呼んでいますが「煮込み料理」の総称です。ファクトーン (ฟักทอง) とは「カボチャ」のことで金色の瓜を意味するのだろう。
鶏肉を入れればゲーンファクトーン・サイガイ (แกงฟักทองใส่ไก่)、豚肉を入れればゲーンファクトーン・サイムー (แกงฟักทองใส่หมู) と言います。サイ (ใส่) とは「入れる」の意味。ガイ (ไก่) とは「鶏肉」、ムー (หมู) とは「豚肉」の意味。
ざっくりですが、ココナッツミルクとレッドカレーペーストを加え、ナンプラー、パームシュガーなどで味を調整した煮汁で鶏肉や豚肉とカボチャを煮込んで作ります。香り付けにバイマックルー (ใบมะกรูด) と言うコブミカンの葉を入れたり、彩りにプリックチーファーデーン (พริกชี้ฟ้าแดง) と言う辛味の少ない大きな赤唐辛子を入れることも ...
崩れたカボチャのとろみが加わり、ココナッツミルクの風味のある美味しいカボチャのレッドカレー。ゲーンファクトーンは、惣菜屋やぶっかけ飯屋にある人気の料理です。是非、お試しください!!
ところで ...
レッドカレーの総称をタイ語でゲーンペット (แกงเผ็ด) と言います。ペット (เผ็ด) は「辛い」の意味。一般的にゲーンと言えば、赤色の唐辛子といろいろなハーブや香辛料で作ったプリックゲーンペット (พริกแกงเผ็ด) と呼ばれるレッドカレーペーストを使ったカレーのこと。
レッドカレーペーストに限らず、カレーペーストは自分で作る時代から買う時代に移行しているようですね。日本の味噌と同じ流れでしょう。タラートにあるカレーペースト専門店やスーパーマーケットでは、多くのメーカーのいろいろな種類のカレーペーストが売っています。もちろん通販でも買うことができますね。
そうそう、スーパーマーケットの makro には、種類違い、メーカー違い、サイズ違いのたくさんのカレーペースが所狭しと並んでいます。日本の合わせ味噌のように合わせカレーペースもありですよ。自分好みのカレーペースを探してみてください。
なお、豚肉のレッドカレー炒めは、パットプリックゲーンムー (ผัดพริกแกงหมู) と言います。以下、参考まで ...