カオトムナムウン (ข้าวต้มน้ำวุ้น) なる珍しいお菓子を紹介します。パンダンの葉 (バイトゥーイ：ใบเตย) で三角形に包んだもち米を茹でて、甘いシロップ（砂糖水）と一緒に食べる非常に古典的なスタイルのデザートです。
バイトゥーイで三角形に包んだもち米は、保存食として考案された「三角ちまき」。洗ったもち米しか入っていないので、モチモチとした食感です。たぶん三角形のカオニャオだから、タイ語でカオニャオサームリアム (ข้าวเหนียวสามเหลี่ยม) と呼ぶのだろうか？
以下の写真は、街中で見つけた甘いシロップ付きのカオトムナムウンのセット。
今回は、三角ちまきと透明なシロップの他に赤いタプティムグロープ (ทับทิมกรอบ) やサリム (ซ่าหริ่ม) などの幾つかのトッピング、さらにココナッツミルクも付けてもらいました。なお、好きなフルーツを入れるものありですね。氷を入れるのもよいのですが、水っぽくなるので冷蔵庫で冷やしてから器に入れて食べることに ...
以下の写真の白い粒は、冷蔵庫でココナッツミルクの油脂が冷やされて固まったもので、濃いココナッツミルクに見られる特徴です。
カオトム (ข้าวต้ม) とは、お粥と言う意味もありますが、この場合は茹でたもち米。ナムウン (น้ำวุ้น) とは、ゼリー状の物が入っている甘い飲み物/デザートの総称かな？
この三角ちまき、あまり見かける機会がないかもしれませんが、かき氷やココナッツミルクのデザートのお店を覗いてみてくださいね。
こぼれ話
今回は、カオトムナムウンと言うより、ルアムミット・ナムガティ (รวมมิตรน้ำกะทิ) のようなスタイルになってしまいました。タプティムグロープやルアムミット・ナムガティについては、以下を参照願います。
