パクチー、クンチャーイ、トンホームは、タイの代表的な野菜です。多くの方はパクチー (ผักชี) の名前と外見は一致すると思いますが ...
さてさて、クンチャーイ (ขึ้นฉ่าย) は茎の細いタイセロリ。トンホーム (ต้นหอม) は日本のわけぎに近いものです。生で食べるも良し。スープに入れるも良し。ヤム系の料理には必ず入る野菜でしょう。なお、日本のセロリのような茎の太いセロリはクンチャーイ・ファラン (ขึ้นฉ่ายฝรั่ง) です。ファラン (ฝรั่ง) とは「西洋/西洋人」の意味。
庶民のタラート(ローカルマーケット)では、この3種類の野菜は近くに並べてあることが多いと感じます。一緒に買うお客が多いからでしょう。我が家は近所のタラートで 10 〜 15 バーツずつ、量り売りで買っています。我が家では、クンチャーイは必ずスープに入れますよ。クンチャーイのだしが大好き。
次の写真は、近所の露店の八百屋。ここも3種類の野菜は近くに並べてあります。上からトンホーム 、クンチャーイ 、パクチー です。
さてさて、タラートの野菜は下準備がたいへんです。基本的に土付きですし、ゴミもたくさん。それらを一緒に無造作に袋に突っ込む。これがタイスタイル。だから、土やゴミを洗い流し、虫食いや傷んでいる部分を取り除いたりしなければならないので非常に面倒なのです。現代の日本のスーパーマーケットなどとは大違いですね。55555 ...
もちろん、大手のデパートやスーパーマーケットにも袋詰めしてある一見綺麗な野菜もあるけど、鮮度と価格、そして我が家の場合は地の利を考えると、近所のラタートの八百屋に分があります。すでに顔なじみですので、必ず手のひら分の生唐辛子をサービスして貰えるのです。
ところで、パクチーは葉の部分しか食べない方がいるようですね。タイ人は全てを食べます。特にパクチーの根は、乾燥唐辛子やレモングラス (タックライ:ตะไคร้) と一緒にクロック(調理器具の石臼)で潰し、いろいろなカレーペーストに使われるのですよ。
以下の写真は、パクチーの根の様子。パクチーは、必ず根を付けたままで販売します。
とある八百屋の不思議な様子。パクチーの根だけも売っているのです。一緒に写っているのがレモングラスのタックライ。
我が家では、この3種類の野菜をみじん切りにして常備するようにしています。当然のようにパクチーは、葉も茎もみじん切り。根も良く洗ってスープに入れたり。
いろいろな料理に使ってます。オムレツ、野菜炒め、サラダ、スープなどなど ...
なお、このみじん切りの野菜は、冷凍保存ができます。よく水分を飛ばした後、一枚のキッチンペーパーを入れてフリーザーバッグ。重宝しますよ。是非、お試しあれ!!
そうそう、生の唐辛子も冷凍保存が可能です。ほとんどの料理に唐辛子を入れる我が家としては、こっちの方が重宝します。こちらも、お試しあれ!!
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