ナンプラープリック それともプリックナンプラー? 自分のスタイルで作ろう!

ナンプラープリック タイ料理

ナンプラープリック (น้ำปลาพริก) のナンプラー (น้ำปลา) は「魚醤」、プリック (พริก) は「唐辛子」のこと。タイを代表するかけダレであり調味料です。基本の作り方は、ナンプラーとマナーオの絞り汁を合わせた中に輪切りにした生の唐辛子を入れるだけと非常に簡単。そして、刻みニンニクを入れたり、砂糖を入れたり、いろいろな香味野菜を入れたりといろいろなバリエーションがあります。粉唐辛子を使うのもあり。なお、プリックナンプラー (พริกน้ำปลา) と呼ぶ方もいます。(後述参照のこと)

何しろ作り方が簡単なので、自分好みのナンプラープリックを作る方が多いですね。なお、ナンプラーとマナーオの絞り汁の割合も好みですが、初めて作る方はナンプラー4に対してマナーオの絞り汁3程度からスタートしてみてください。
以下の写真は、我が家のナンプラープリック。マナーオの絞り汁は少な目です。赤や青の生の唐辛子を使い、必ずタップリの刻みニンニクを入れます。私はニンニクが大好きなのです。ニンニクはタイ語でガティアム (กระเทียม) と言います。ナンプラーに漬かったニンニクは非常に美味しいですよ。なお、作り立てでも問題ないけれど、時間が経って唐辛子やニンニクの色がナンプラーの色に染まったくらいの方が美味しいかも。

我が家のタップリの刻みニンニクをいれたナンプラープリック
我が家のタップリの刻みニンニクをいれたナンプラープリック

ところで、味の決めてはもちろんナンプラー。ナンプラーには幾つものブランドがあります。昔からあるティパロス 味露 (Tiparos : ทิพรส) は非常に有名ですが、我が家はガラス瓶に入っているメガシェフ (Megachef:เมกาเชฟ) を愛用してます。ティパロスより塩味がまろやかだと思いますよ。ブランドにより風味や塩味加減が違うので、貴方好みのナンプラーを探してください。

ティパロスのナンプラー
ティパロスのナンプラー
我が家愛用のメガシェフのナンプラー
我が家愛用のメガシェフのナンプラー

そうそう、スーパーマーケットには、小瓶入りのナンプラープリックも売っています。小袋入りも多くのメーカーから出ています。日本の小袋醤油と同じ感覚です。チャーハンなどをテイクアウトすると付いてくるのですが、いつの間にか、たくさん集まるものですね。ちょっと探して調べてみたら5種類も見つかりました。

小袋詰めのナンプラープリック
小袋詰めのナンプラープリック

チャーハン、カイチャオ、カイダーオのかけダレとして使うも良し。他の料理に使うも良し。手軽に味変できれば食事の楽しみも広がります。以下の写真は、カイチャオとスーパーマーケットで売っているサバの缶詰にナンプラープリックをかけた様子。

カイチャオとナンプラープリック
カイチャオとナンプラープリック
サバの缶詰とナンプラープリック
サバの缶詰とナンプラープリック

我が家では、生の赤唐辛子も青唐辛子も冷凍保存。いつでもナンプラープリックが作れます。同胞諸君、是非、貴方流のナンプラープリックをお試しあれ!!

ナンプラープリックとプリックナンプラーの話
「ナンプラープリック」と「プリックナンプラー」の面白い記事を見つけたので紹介します。「プリックナンプラー」と呼ぶ方は、辛いモノが好きな方で、プリック(唐辛子)をすくってご飯と一緒に食べるらしい。一方「ナンプラープリック」と呼ぶ方は、ナンプラーをすくってご飯にかけて食べるらしい。本来は「ナンプラープリック」とのこと。ナンプラーに対する修飾語としてのプリック。ナンプラーに唐辛子の辛味をプラスした調味料なのです。
私の場合は「ガティアムナンプラー」、ガティアム(ニンニク)をすくって、ご飯と一緒に食べるのです。55555 ...

こぼれ話
ナンプラーとマナーオの搾り汁に砂糖、唐辛子を入れ、さらに、いろいろな香味野菜を加えるとタイのサラダであるヤム (ยำ) に使うドレッシングになります。ドレッシングをタイ語でナムヤム (น้ำยำ) と言います。機会があればナムヤムにも挑戦してみてください。