パートンコーで朝食を! With ナムタオフー(タイの揚げパンと豆乳)

パートンコー タイのお菓子

パートンコー (ปาท่องโก๋) とは「揚げパン」のこと。タイの朝は、パートンコー屋台を至る所で見つけることができます。多くのパートンコー屋台では、ナムタオフー (น้ำเต้าหู้) も売っています。ナムタオフーとは「豆乳」のこと。パートンコーはパン屋さんと同じで屋台により味と食感に違いがあるので、自分の好きなパートンコーの屋台が見つかれば最高です。甘い系と塩っぱい系、ふっくら系ともっちり系があります。朝の通勤時にパートンコーとナムタオフーを買って会社で食べる方も多いのですよ。

揚げパン パートンコーの様子
揚げパン パートンコーの様子

以下の写真が朝のパートンコー屋台の様子。形違いのパートンコーを用意している屋台もあります。なお、即対応できるようにナムタオフーは袋詰めして準備している屋台が多いですね。

パートンコー屋台の様子
パートンコー屋台の様子
パートンコー屋台の様子
パートンコー屋台の様子

パートンコーのレシピの基本は、小麦粉に砂糖、塩、イースト、ベーキングソーダやベーキングパウダーで作った生地を伸ばしてカット、形を整えて油で揚げて完成。現場で生地を伸ばして、油で揚げている屋台も多いですよ。観察していると非常に面白い。55555 ...

パートンコーの生地を伸ばしている様子
パートンコーの生地を伸ばしている様子
伸ばた生地をカットしている様子
伸ばた生地をカットしている様子

カットした生地を2枚合わせ、真ん中あたりを押し潰してから油で揚げると一般的なX形になるのです。

パートンコーを油で揚げている様子
パートンコーを油で揚げている様子

パートンコーに付けるディップを別売りで用意している屋台もあります。緑色のパンダンの葉のカスタード - サンカヤーバイトゥーイ (สังขยาใบเตย)、クリーム色またはオレンジ色の卵のカスタード - サンカヤーカイ (สังขยาไข่)、練乳など ... 私はサンカヤーバイトゥーイが好きなのですが、パートンコーに限ってはそのまま食べることが多いかも。。

パートンコー屋台のサンカヤーカイの様子
パートンコー屋台のサンカヤーカイの様子

以下の写真は、サンカヤーバイトゥーイ。

パートンコーとサンカヤーバイトゥーイ
パートンコーとサンカヤーバイトゥーイ
ディップのサンカヤーバイトゥーイ
サンカヤーバイトゥーイ

この日は朝食とのことで、嫁と二人分のパートンコーを多目に 20個。パートンコーはX形一択。

X形のパートンコー 20 個の様子
X形のパートンコー 20 個の様子

ナムタオフーは、いつものプレーンではなく、全トッピング入りのナムタオフー。トッピングを入れても入れなくても値段は同じ。本来はトッピングを入れての値段設定ですね。例えば、クイッティオ屋などでも「私 ○○○が嫌いだから抜いてください」としても値段は同じ。値引きはありませんが、基本的には何でも対応してくれます。これがタイスタイル。

黒胡麻が入っているので、黒っぽいナムタオフー
黒胡麻が入っているので、黒っぽいナムタオフー

この日の買い物は、パートンコーが1個2バーツで 20個。ナムタオフーが1袋 10バーツで2袋。合計で 60バーツ也。

さてさて、やはりパートンコーは食べきれませんでした。我が家の食べ残しのパートンコーは ...
オーブントースターで焼いて食べます。焼きパートンコーですね。
これも「なかなか」ですよ。皆さんも お試しあれ!!

オーブントースターで焼きパートンコー
オーブントースターで焼きパートンコー

こぼれ話(白糖粿と油炸粿)
パートンコーの名前の由来は、潮州系の白糖粿の発音 [beh teung guai?] らしい。しかし、白糖粿とは「もち粉に砂糖を加えて練った生地を油で揚げた餅菓子」で別なスタイルのお菓子なのです。本来なら、パートンコーは「油炸粿」なるお菓子なのですが ......
遠い昔の話。お菓子売りは「油炸粿」と「白糖粿」の両方を一緒に売っていたとのこと。そして、お菓子売りは、歩き回って両方の名前を大声で叫んでいたとのこと。実際には「油炸粿」に人気があったのですが、タイ人は「油炸粿」を『白糖粿 [beh teung guai?]=パートンコー』と誤解することがよくあったらしい。いつしか、人気のない本物の「白糖粿」は姿を消し、人気のある「油炸粿」が、パートンコーになったとのこと。????

なお、ナムタオフーについて興味のある方は、以下も読んでみてください。