タイ風中華ちまき バチャーン(醤油味の中華おこわ)

バチャーン タイ料理

バチャーン (บะจ่าง/บ๊ะจ่าง) とは、福建/潮州系の肉粽 [bah-chang/bhah  zang] の発音からバチャーンと呼ばれているようです。いろいろな具が入っている醤油味のもち米の中華おこわです。
笹の葉(粽葉)の中に、下味を付けて炒めたもち米、それぞれに下処理をした具を詰め、三角形に包んで糸で止めた状態にして蒸し上げて作ります。

もち米の中華おこわ(バチャーン)
もち米の中華おこわ(バチャーン)

バチャーンは、フードフェスや朝市の屋台で見つけることができます。

フードフェスのバチャーンの様子
フードフェスのバチャーンの様子
バチャーン
フードフェスのバチャーンの様子
朝市のバチャーン屋台の様子
朝市のバチャーン屋台の様子

バチャーンの具が分かるようにプラ容器に詰め替えてサンプルにしている店もあります。

朝市のバチャーン屋台の様子(サンプルあり)
朝市のバチャーン屋台の様子(サンプルあり)

作り手次第で中に入れる具には違いがありますが、一般的には、豚肉または鶏肉、中華系ソーセージ (クンチアン:กุนเชียง)、干しエビ、椎茸、銀杏、ピーナッツなど ... そして、アヒルまたは鶏の卵を塩漬けにして作った黄身 (カイデーンケム:ไข่แดงเค็ม)、タロイモの甘い餡 (プアッククワン:เผือกกวน) が入ります。具の種類や質、量で価格にも違いが出ますよね。作る手間もたいへんですので、最近のバンコクの相場なら1個 50バーツ以上だと思いますよ。

味は醤油ベースなので日本人には慣れ親しんだ味なのですが、作り手によっては、胡椒の辛味がキツイことがありますね。そうそう、何とも面白いのがタロイモで作った甘い餡が塊の状態で入っているので、少しずつ配分を考えながら食べることがコツですよ。

バチャーンの笹の葉を外した様子
バチャーンの笹の葉を外した様子
バチャーンに入っている具の様子
バチャーンに入っている具の様子

食べる時には、笹の葉(粽葉)で包まれた状態のまま、電子レンジでチン。
まだ、食べたことがない方、挑戦してみてください。

こぼれ話
以下の写真は、バンコクのチャイナタウン、ヤワラーの中華系食材のタラートのバチャーン。当然のようにバチャーンを売っている店がたくさんあります。

ヤワラーのタラートのバチャーンの様子
ヤワラーのタラートのバチャーンの様子

ヤワラーのタラートに興味のある方、ヤワラーの大通りからだと「ヤワラー ソイ6」の標識が入り口です。参考まで ...

ヤワラー ソイ6の標識
ヤワラー ソイ6の標識