トゥアイタラーイ (ถ้วยตะไล) とは、カノムトゥアイを作る時に使う陶器製の醤油皿のような小皿のこと。先日、初めてポリプロピレン (PP) 製のトゥアイタラーイを使った屋台を発見。「ついに来たか!」との思いですね。
以下の写真が、とある屋台村で売られていたPP製のトゥアイタラーイを使った蒸しパン系のカノムターンとカノムトゥアイフーの様子。
以下の写真は、屋台の中でカノムターンを蒸す準備をしている様子。未使用のPP製のトゥアイタラーイがビニール袋の中に重なって入っている様子が分かりますか? このPP製のトゥアイタラーイにおたまですくい取った生地を入れ、上の蒸し器の中に並べているのです。
以下の写真が、テイクアウトしたPP製のトゥアイタラーイで作ったカノムターン。従来なら中身だけをパック詰めなのですが、PP製のトゥアイタラーイに入れたままで販売。
さてさて ...
従来なら、陶器製のトゥアイタラーイに生地を流しいれて蒸し上がったら、中身を取り出しパック詰め。もちろん、使い終えたトゥアイタラーイは洗浄。PP製のトゥアイタラーイを使えば、トゥアイタラーイの管理も洗浄作業も不要ですよね。売り手は現場で蒸したてを提供できる上に、製造数の仕込み調整やパック詰め時の型崩れの心配も減るでしょう。買い手も作っている様子が見れるので購買意欲もプラスに働きますよね。
上述のカノムターンやカノムトゥアイフーに加え、カノムトゥアイ、カノムクルアイなどのトゥアイタラーイを使っての蒸し菓子はもちろん、パンダンの葉で作った器の代替えとしての使い道もありそうですよね。今後のお菓子事情の動きが楽しみです。
お菓子作りに興味がある方、PP製のトゥアイタラーイは「PP ถ้วยตะไล」のキーワードで検索すると通販でも買えるようです。
以下の写真は、綺麗に洗ったPP製のトゥアイタラーイをナムチムジェオの作り皿に利用してみた様子。
カノムトゥアイとは「トゥアイで作るお菓子」からのネーミング。興味のある方、以下参照願います。