プリックユアック (พริกหยวก) とは「タイのピーマン」のこと。バナナピーマン (Banana Pepper) の仲間かな? 先が尖っていて薄緑色のピーマンです。種とわたを取り除けば辛味もなく、日本のピーマンと同じ様に利用できます。なお、日本人のイメージにある緑色の濃い青ピーマンは、最近、スーパーマーケットでカラーピーマンの扱いで見かけることがありますが、値段が高くて驚きます。
さて、プリックユアックは、スーパーマーケットやタラートの八百屋で売っていますよ。
以下の写真は、スーパーマーケットのロータスの量り売りのプリックユアックの様子。なお、一般的にスーパーマーケットではパック詰めで売られていること多いと思います。
以下の写真は、タラートの八百屋のプリックユアックの様子。上に写っている緑色と黄色いのモノは、小ぶりのパプリカです。パプリカは後述。100グラムあたり 10〜12バーツ程度でしょうね。朝市では、100グラム程度を袋詰めして10バーツで売っていることもあります。
以下の写真は、プリックユアックを縦にカットした様子。種とわたを取り除きます。なお、タイ料理に唐辛子の種が入っていることは普通のこと。タイ料理が好きな方からすれば、プリックユアック程度の辛味や種は気にならないと思うので、取り除かずに使うのもありでしょう。
最近はプリックユアックにハマっています。価格が安いし、やはり食感が良いですねぇ〜。同胞諸君で、まだプリックユアックを使ったことがないなら、是非、利用してみることをオススメします。
ところで、プリックユアックと鶏もつを炒めたB級グルメ料理が、おかず屋台やぶっかけ飯屋にあるクルアンナイガイパットプリックユアック (เครื่องในไก่ผัดพริกหยวก) です。興味のある方は、以下も読んでみてください。
パプリカの話 ...
パプリカは、タイ語でプリックワーン (พริกหวาน) と言います。ワーン (หวาน) とは「甘い」の意味。タラートでも見かけますが御印程度の品揃え。種類やサイズの大きな見栄えの良いものはスーパーマーケットに軍配が上がるようですが、鮮度はタラートが上かもしれませんね。スーパーマーケットの英語表記はベルペッパー (Bell Pepper) やカプシカム (Capsicum) です。
以下の写真は、スーパーマーケットのパプリカの様子。キロあたり 275バーツと書いてあります。大きさによりますが、1個で50バーツを超えますよ。
以下の写真も、スーパーマーケットのパプリカの様子。1個 35バーツ。
タイでは、鶏肉とカシューナッツ炒めに赤いパプリカが入っていることが多いと思います。値段が高いし甘いので私はほとんど使いません。パプリカ好きの方の参考になれば幸いです。
カラーピーマンの話 ...
以下の写真は、最近、スーパーマーケットで売っているスイートペッパー (Sweet Pepper) と書いてあるカラーピーマン。緑色、黄色、オレンジ色、赤色があり、形は日本のピーマンに近いですね。250グラムのパック詰めで 90〜100バーツ。100グラムあたりで 35〜40バーツになるので、プリックユアックの3〜4倍の値段。パプリカよりも高いのです。
こぼれ話
プリックユアックに似ている唐辛子にプリックヌム (พริกหนุ่ม) があります。以下の写真はプリックユアック(左)とプリックヌム(右)を比べた様子。プリックヌムは弱いですが辛味があります。例えば、我が家の野菜炒めには、プリックユアックだけでは辛味が足りないのでプリックヌムも混ぜて使います。参考まで ...
そうそう、プリックヌムを使った北部地方のナムプリックが、ナムプリックヌムです。