街中の屋台でよく見かけるお菓子の一つに袋詰されたトゥアトーントート (ถั่วทองทอด) があります。トゥアトーントートとは「油で揚げた皮無し緑豆」のこと。緑豆 (トゥアキアオ：ถั่วเขียว) は皮付きのままだと緑色なのですが、皮を剥くと綺麗な黄色（金色）になるのです。金色の豆なのでトゥアトーン (ถั่วทอง) とも呼ばれているのです。トゥア (ถั่ว) は「豆」、トーン (ทอง) は「金」の意味。そして、 トート (ทอด) は「油で揚げる」の意味。かつては、子供の代表的なおやつの一つ。そのため、子供時代を思い出す方もいるらしい。小腹が空いた時に重宝するお菓子です。
作り方はざっくり以下の通り ...
乾燥した皮を剥いた緑豆を水が透明になるまで３〜４回洗った後、 一晩（4〜5時間以上）水で戻します。ザルに移してしっかり水気を切ります。フライパンに油を用意し、油が温まったら水切りした豆を揚げるのですが、豆が硬くなり始めるまでは型崩れ防止のためかき混ぜ禁止。その後、豆に火が通るまでかき混ぜながら揚げて行きます。所要時間は 20 ～ 30分程度。取り出してキッチンペーパーの上に広げ、しっかり油を押さえます。少々の塩を振りかけて全体に塩が馴染めば完成。
袋詰されたトゥアトーントートは、街中のお菓子屋台で簡単に見つけることができますが、袋の大きさにより 5 〜 50バーツと価格に大きな違いがありますね。一般的には 20 〜 30バーツ前後の場合が多いようです。
以下の写真は、量り売りもしているトゥアトーントート屋台の様子。
ほんのりと塩味が付いたカリカリの食感はビールのお供にも最適です。食べたことが無い方、是非お試しあれ！ 癖になるかもしれませんよ。
こぼれ話
カオニャオマムアンに付いている黄色い豆がこのトゥアトーントートです。
以下はトゥアトーンから作るタイの伝統的なデザートのタオスワン。参考まで。。。
