ナンプラープリック (น้ำปลาพริก) とは、ナンプラー (น้ำปลา) の中に刻んだ唐辛子 (プリック : พริก) を入れたかけダレであり調味料です。何しろ簡単、自分で作る方も多いですね。ナンプラーに輪切りにした唐辛子を入れ、マナーオの絞り汁や刻みニンニクを入れたり、砂糖を入れたり、いろいろな香味野菜を入れたりして自分好みのナンプラープリックを作るのです。なお、プリックナンプラー (พริกน้ำปลา) と呼ぶ方もいます。(後述参照のこと)
以下の写真は、我が家のナンプラープリック。必ずタップリの刻みニンニクを入れます。私はニンニクが大好きなのです。ニンニクはタイ語でガティアム (กระเทียม) と言います。ナンプラーに漬かったニンニクは、非常に美味しいですよ。
赤色や青色の生唐辛子、刻みニンニク、マナーオの絞り汁のみ。他の香味野菜は入れないようにしています。かけダレとして用意しますが、もし余ったら、いろんな料理の直接調味料として使います。既にニンニクも唐辛子も入っているので手間が省けます。作り立てでも問題ないけれど、時間が経って唐辛子やニンニクの色がナンプラーの色に染まったくらいの方が美味しいかも。そうそう、我が家では、生の赤唐辛子も青唐辛子も冷凍保存。いつでもナンプラープリックが作れます。
味の決めてはもちろんナンプラー。ナンプラーには幾つものブランドがあります。昔からあるティパロス 味露 (Tiparos : ทิพรส) は非常に有名ですが、我が家はガラス瓶に入っているメガシェフ (Megachef:เมกาเชฟ) を愛用してます。ティパロスより塩味がまろやかだと思いますよ。ブランドにより風味や塩味加減が違うので、貴方好みのナンプラーを探してください。
そうそう、スーパーマーケットには、小瓶入りのナンプラープリックも売っています。小袋入りも多くのメーカーから出ています。日本の小袋醤油と同じ感覚です。チャーハンなどをテイクアウトすると付いてくるのですが、いつの間にか、たくさん集まるものですね。ちょっと探して調べてみたら5種類も見つかりました。
ナンプラープリック。もちろんチャーハン、カイチャオ、カイダーオのかけダレとして使うも良し。他の料理に使うも良し。手軽に味変できれば食事の楽しみも広がります。是非、貴方流のナンプラープリック、お試しあれ!!
ナンプラープリックとプリックナンプラーの話
「ナンプラープリック」と「プリックナンプラー」の面白い記事を見つけたので紹介します。「プリックナンプラー」と呼ぶ方は、辛いモノが好きな方で、プリック(唐辛子)をすくって、ご飯と一緒に食べるらしい。一方「ナンプラープリック」と呼ぶ方は、ナンプラーをすくって、ご飯にかけて食べるらしい。本来は「ナンプラープリック」とのこと。ナンプラーに対する修飾語としてのプリック。ナンプラーの量の方が多く、ナンプラーに唐辛子の辛味をプラスした調味料。
私の場合は「ガティアムナンプラー」、ガティアム(ニンニク)をすくって、ご飯と一緒に食べるのです。55555 ...
こぼれ話
ナンプラーとマナーオの搾り汁に砂糖、唐辛子を入れ、さらに、いろいろな香味野菜を加えるとタイのサラダであるヤム (ยำ) に使うドレッシングになります。ドレッシングをタイ語でナムヤム (น้ำยำ) と言います。機会があればナムヤムにも挑戦してみてください。
以下の写真は、スーパーマーケットで売っているサバの缶詰にナンプラープリックをかけた様子。お試しください。