カオニャオサンカヤーとカオトムマットを紹介しましたが、似たようなもち米系のお菓子にカオニャオピン (ข้าวเหนียวปิ้ง) があります。カオニャオ (ข้าวเหนียว) は「もち米」、ピン (ปิ้ง) は「焼く」の意味。
カオニャオピンは、カオニャオとタロイモの餡 (プアッククワン：เผือกกวน) や紫芋の餡 (マンムアンクワン：มันม่วงกวน) などをバナナの葉に包んで炭火で焼き上げたお菓子です。カオニャオは、蒸し上がって直ぐの熱いもち米に砂糖入りの熱いココナッツミルクを混ぜ入れてから蒸し置きして仕上げます。中に入れる餡は、茹でたり蒸したりした材料を潰し、ココナッツミルクと砂糖を合わせ、かき混ぜながら煮詰めて作ります。我が家の嫁はカオトムマット派のようなのですが、私はカオニャオピン派 。カオニャオピンのバナナの葉の焼けた香りが大好きなのです。
カオニャオピンは、カオニャオのおこげも素晴らしい！！
下の写真はタロイモの餡入りのカオニャオピンの様子。
下の写真は、紫芋の餡入りのカオニャオピン。紫の色鮮やかなグラデーションが面白いですね。
今回の写真のカオニャオピンは円錐形になっていますが、バナナの葉で簀巻き状にしただけの平べったい形のカオニャオピンもあります。私は円錐形のカオニャオピンが好きなのですが、街中のカオニャオピン屋台やフードフェスなどでは、平べったい形のカオニャオピンが多いかもしれないですね。扱いやすいから？？
冷めたカオニャオピンは、バナナの葉に包まれた状態のままレンジで温め直しも良いけど、冷え切ったままでも十分美味しいですよ。
カオニャオピン、まだ食べたことがない方、お試しあれ！！
