街中で時々見かけるのがムーゴーントート (หมูก้อนทอด) またはムーサップトート (หมูสับทอด) と呼ばれている「豚のひき肉で作った揚げ肉団子」の屋台。ムー (หมู) は「豚肉」、ゴーン (ก้อน) は「塊(かたまり)」、トート (ทอด) は「油で揚げる」の意味。なお、ムーサップ (หมูสับ) とは「豚のひき肉」のこと。タイ風のミニ揚げハンバーグとも言える料理です。
基本的な作り方は ...
パクチーの根、ニンニク、胡椒を細かくなるまでクロック(調理器具の石臼)ですり潰したペーストと豚ひき肉、コーンスターチなどのつなぎ粉、そしてオイスターソースや醤油またはナンプラー、砂糖などで味を調整して粘りが出るまで練り混ぜれば生地の完成。なお、作り手によっては春雨を入れるスタイルもあったりします。食べやすいサイズに生地を丸めて油で揚げればムーゴーントートの出来上がり。



やはり、作り立てにかぶりつくが最高でしょう。美味しいムーゴーントートは、外はカリッ、中はジューシー、そしてニンニクと胡椒の香りが絶妙です。味は作り手より多少の違いがありますが、胡椒は強めが多いかもしれませんね。

以下の写真は、テイクアウトしたムーゴーントートの様子。パンに挟んで食べると美味しいと言われたので、パンに挟んでみました。


おかず屋台や揚げ物屋台では、おかずとして置いてあることもありますが、おやつ感覚で食べる方も多いですね。なお、揚げニンニクのガティアムジアオ (กระเทียมเจียว) を用意している屋台もあります。ムーゴーントートにガティアムジアオを振りかけて盛り付けます。



ムーゴーントート屋台、見かけたら一度挑戦してみてください。美味しいムーゴーントートに出会えたら最高です。