先月のこと、プミポンダム (Bhumibol Dam) に行ってきました。このダムはターク県にあり、チャオプラヤー川の支流であるピン川にある重力式アーチダムダムです。プミポンダムを訪れるのは3度目。初回はタイに来た当時の十数年前。2度目は 2011年の大洪水が静まった後。この大洪水では、プミポンダムから大量の放水があったのですが、その当時は、「え〜 こんな所まで...」と想像を絶する高さまで放水の爪痕が見て取れたことを記憶しております。そして、今回が3度目 (2020年6月下旬) です。
高さが 154メートル、堤防上部の長さが 486メートルで世界で8番目に大きなダムらしい。
タイ発電公社 (EGAT:Electricity Generating Authority of Thailand) のプミポンダム情報は、
https://www.egat.co.th/home/bhumibol-dm/
大きなダムで景色も素晴らしい。お土産コーナーもあったり、アイスクリームも食べれたり ... 途中までですが、ダムの上を歩くことができます。機会があるなら、訪れてみてくださいね。
ところで ...
プミポンダムへ行く途中には、有名な寺院の一つであるワット・プラボロムタート (วัดพระบรมธาตุ) があります。午年(うま年)に生まれの方にご利益があると言われている寺院。
なお、敷地内には、興味深い建物が保存されています。
以下の写真がその建物。
入り口の上の案内には、以下の文言。「百年以上前に立てられた僧侶のトイレ」55555 ...
タイには、プラタート・プラチャムピークート (พระธาตุประจำปีเกิด) と言う信仰があるとのこと。ざっくり言えば「自分の生まれた干支にゆかりのあるお寺を詣でなければならない」とのことでしょう。似たような考えは日本にもありますよね。午年(うま年)のお寺が、このワット・プラボロムタートなのです。そして、願いを叶えてくれるプラチャオ・タンチャイ (พระเจ้าทันใจ) という座って瞑想している仏像があるのです。そのため、多くの方が参拝します(宝くじ狙い?)。プミポンダムへ行く前には、必ず立ち寄る場所でもあります。とても綺麗なお寺ですよ。興味がある方は、記述してあるタイ語で検索してみてください。たくさんヒットするはずです。
こぼれ話
タークには、嫁の親類が住んでいるので時々遊びに行きます。ターク市内には、タークの領主で後にトンブリー王朝の初代王として即位したタークシン大王の王祠があります。市内を流れるピン川で行われる「ローイクラトン祭り」も有名ですね。ターク県は面積の7割を森林に覆われた山岳地帯にあり、山岳民族もいます。彼らは山岳地帯の気候を利用して多くの野菜の栽培をしており、ターク市内の夜中の道路はその収穫品を都会に運ぶための大型トレーラがたくさん走っています。かつて、山岳民族の部落には、海外協力系のプロジェクトと思われるが日本人支援者も来ていたとのこと。タークには、国立公園もあり、タラートの物価も安いし、なかなか良い所ですよ。