タイの豚肉料理 ケープムー(豚皮揚げ)

ケープムー タイ料理

豚皮に下味を付けて油で揚げたスナック感覚の食べ物です。タイ語でケープムー (แคบหมู) と言います。我が家の嫁の知人が送ってきたので紹介します。
ケープムーは、タイ北部の代表的な料理に分類されるようですが、バンコクでは至る所で見かけることができます。タイ料理のフードフェスがあれば相当の確立でケープムーのブースがあると思います。クイッティオの専門店なら間違いなくケープムーがトッピングとして置いてあります。屋台や引き売りでも小袋に入ったケープムーを売っています。なお、タイ北部のタラートにはケープムーの専門店があると感じています。ちなみに我が嫁もタイ北部の出身です。このケープムーもタイ北部産の物です。

以下の写真は、嫁の田舎のタラートにあるケープムー専門店の様子。タイプ違いのケープムーを置いているのですが、ナント ... ケープムーを作る過程で出るラードも売っているのです。

嫁の田舎のタラートにあるケープムー専門店の様子
嫁の田舎のタラートにあるケープムー専門店の様子
 ケープムーを作る過程で出るラード
ケープムーを作る過程で出るラード

ケープムーには、タイプの異なるものがあります。以下の写真は、送られてきたケープムーですが2つのタイプの詰め合わせでした。左側の色が濃い物がケープムー・ティットマン (แคบหมูติดมัน)、右側の大きい物がケープムー・ライマン (แคบหมูไร้มัน) です。

左側がケープムー・ティットマン右側がケープムー・ライマン
左側がケープムー・ティットマン
右側がケープムー・ライマン

ケープムー・ティットマン (แคบหมูติดมัน)
ティットマン (ติดมัน) は「脂付き」の意味。皮に脂身が付いた状態で揚げたケープムーでしっかりと下味がついているケープムーが多いようです。多分、溶け出した自身のラードで揚げている場合が多いのでは?と想像しています。時々、非常に硬いモノがあるので、歯の弱い方は十分な注意が必要です。

ケープムー・ライマン (แคบหมูไร้มัน)
ライマン (ไร้มัน) は「脂無し」の意味。皮の脂身を取り除いた状態で揚げたケープムーです。豚皮を一度茹でこぼして、綺麗に下処理した豚皮を2〜3日間干してから油 (ラードとは限らない?) で揚げて作るようです。基本的に中はスカスカですが、時々、少々硬いものもあったりします。なお、うまい棒やカールのような非常に軽い食感の物もあります。豚皮の水分が少ないほど、良く膨らむので軽い食感になるようです。YouTube で製造工程がよく分かる動画を見つけたのでこの投稿の最後に紹介します。

そのまま食べる場合、タイ人の一般的嗜好では、ナムプリックヌム (น้ำพริกหนุ่ม) なるディップを付けてで食べることが多いと思います。ナムプリックヌムは、ししとうに似た青い大きな唐辛子であるプリックヌム (พริกหนุ่ม) を焼いて皮を剥き、同じく焼いたニンニクとホームデーン(タイの赤いタマネギ)とを一緒にクロック (ครก) で潰して塩やナンプラーで味付けしたディップです。

ケープムーの定番ディップ ナムプリックヌム
ケープムーの定番ディップ ナムプリックヌム

クイッティオと一緒に食べるのは、また格別です。クイッティオにはコクがプラスされるし、味もまろやかになります。ケープムーはスープが染み込みますので、この相乗効果がたまりません。タイの天かす/天ぷらですね。
以下の写真は、バンコクにある人気のクイッティオルアのお店での写真。

バンコクにある人気のクイッティオルアのお店で...
バンコクにある人気のクイッティオルアのお店で...

トッピングにケープムーがあります。多くのお客がケープムーも注文しています。

トッピングのケープムー
トッピングのケープムー

以下の写真は、タイ北部、とある町の地元で人気のバミー店での写真。タイ北部では、バミーナーム(スープあり)にもバミーヘーン(スープなし)にも最初からケープムーが入っているお店が多いようです。イスラム系住人がいないのかな〜?

ケープムー入りのバミーナーム
ケープムー入りのバミーナーム
ケープムー入りのバミーヘーン
ケープムー入りのバミーヘーン

我が家と言うより私は、ケープムーを小さく割って野菜炒めに入れたり、そのままスープに入れたり、細かく砕いてふりかけにしたり .... お粥にも合いますね。なかなか重宝します。
今回も送られてきた梱包袋の下には砕けたケープムー。それらを集めてふりかけにして食べちゃいました。55555 ...

ケープムーのふりかけ飯
ケープムーのふりかけ飯

ところで、世界各地にもポーク・スクラッチングなる同じようなものがありますよね。脂身付きの豚皮を焼いてラードを取る過程の中、溶け出した自身のラードで揚げられた豚皮が残ります。これを食用としたのがポーク・スクラッチングの始まりらしい。英語では、Pork Scratchings 、Pork Rinds ... と呼ばれています。

以下は、ケープムー・ライマンの製造工程がよく分かる YouTube 動画です。参考まで ...
YouTube (DenverThaiTV) :https://www.youtube.com/watch?v=gdyk_RuMUUM